赤肉と加工肉は健康に悪影響を与えない?! 最新のガイドライン2019/10/01

赤肉と加工肉は健康に悪影響を与えない?! 最新のガイドライン2019/10/01

これまでの食事アドバイスに反して、赤肉摂取を控えても健康への影響はほとんどないことが分かりました。5つの新しいシステマチックレビューによると、ほとんどの人が健康への悪影響を気にせず赤肉や加工肉を食べてよいことを示唆しています。 

マクマスター大学とダルハウジー大学の研究者が率いる研究によると、赤肉の摂取を減らしても健康にほとんど影響しないことが分かりました。

国際的な科学者の委員会が、今までの研究を体系的に評価し、ほとんどの成人が現在と同じレベルの赤身および加工肉を食べ続けることを推奨しています。

研究者らは、ランダム化比較試験と観察研究で、赤肉と加工肉が心血管代謝およびがんの予後に与える影響に焦点を当てた4つの系統的レビューを実施しました。

54,000人を対象とした12件の試験をまとめた1つのレビューでは、肉の消費と心臓病、糖尿病、及びがんのリスクとの間に、統計的に有意な関連性がみられませんでした。

何百万人もの人々を対象としたコホート研究を対象とした他の3つのシステマチックレビューでは、赤身肉または加工肉を1週間に3食分少なくした被験者においてリスクの低下がわずかに見られましたが、関連性は不明でした。

食事栄養ガイドライン委員会の委員長であるマクマスター大学教授のGordon Guyattによると、7カ国14名の委員会を持つ研究グループは、厳格なシステマチックレビューの方法と、各研究結果エビデンスレベルを評価するGRADEという方法を用いて、ガイドラインにおける食事の推奨を決定している。

「栄養と赤肉がヒトに与える影響は、世界的に関心があります。そして、手に入る最も確かな情報に基づいて、自分の食事を決めるべきだと思います。」とGordon教授は述べています。

この度の研究結果は、赤身および加工肉に関する単なる研究ではなく、高品質で体系的なレビューにより、はるかに透明性、信頼性が高いと思われる推奨事項だと考えられています。

しかし、ハーバード大学公衆衛生大学院のホームページでは、この研究発表に対して否定的な意見が述べられています。現在まで考えられてきた赤肉大量摂取による健康への影響(2型糖尿病や心疾患、大腸がんリスクの増大)をふまえ、新しいガイドラインが人々の健康を損ねる可能性をはらんでいると警告しています。本研究は5つのシステマチックレビューをまとめたものですが、詳細にみるとそのうち3つは赤肉の健康に対する悪影響を示しているようです。当ホームページでは、センセーショナルな論文の見出しと要約に飛びつくのではなく、研究の内容を吟味する必要があると述べられています。

赤肉と加工肉が健康への悪影響をもたないという研究結果について、間違いなく議論の余地がありますが、これまでで最も包括的なレビューに基づいていると著者らは主張しています。今後のさらなる議論により、結論が二転三転する可能性もありますが、もしかしたら唯一つの食事スタイルが健康に与える影響というのはそれほど大きくないのかもしれません。

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