プテロスチルベンが肥満と2型糖尿病の治療薬となりうる可能性

プテロスチルベンが肥満と2型糖尿病の治療薬となりうる可能性

プテロスチルベンはブルーベリーや赤ワインのような飲食物に含まれており、体脂肪の蓄積を減少させるようだ。そしてそれは、2型糖尿病や他の病気のリスク低下につながる。

肥満は伝統的に、より健康的な生活スタイルの採用や運動の増加によって治療されてきた。しかしながら、これらの対策はいつも長期にわたって良い効果を及ぼすわけではない。肥満の人々の食事にプテロスチルベンのような物質を混ぜこむことは簡便であり、治療の観点からより高い効果が見込まれる。

本研究は、動物モデルを用いて肥満に対するプテロスチルベンの効果を調べた最初の研究であり、脂肪組織における脂肪合成低下と肝臓における脂肪酸酸化の増加を通じて、体脂肪を減少させていることが示された。27匹の週齢6週の雄ラットは3グループに分けられ、1グループ目は肥満食のみ、2グループ目は1日あたり15mg/kgのプテロスチルベンを肥満食に追加、3グループ目は1日あたり30mg/kgのプテロスチルベンを追加して、6週間の飼育された。

6週間後の結果、3グループとも食事摂取量と体重増加に有意な差は認められなかったが、プテロスチルベンを追加されたラットは、コントロールのラットに比べ有意に脂肪組織が少なかった。詳しく述べると、合計脂肪組織の平均重量を比べると、1グループ目のラットが47.5gであったのに対し、2グループ目は40.3g、3グループ目は36.6gであった。
まとめると、プテロスチルベンは若いオスのラットにおいて抗肥満作用を示したのだ。

将来の研究では、動物ではなく人間に焦点をあてて、この分子化合物の抗肥満作用を確認することになるだろう。

本研究は、スペイン・バスク大学の’Nutrition and Obesity’グループが米国農務省と協力して行われた。

参考文献

  • Saloa Gomez-Zorita, Maria P. Portillo, at el. “Pterostilbene, a Dimethyl Ether Derivative of Resveratrol, Reduces Fat Accumulation in Rats Fed an Obesogenic Diet” J. Agric. Food Chem, 01 August 2014

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